政策の全体像

宣言・戦略 → 法律 → 制度・支援策 → 個別の論点、という階層で政策を俯瞰するページ。分野ごとに、上位文書の年表・数値目標・制度の配置・いま審議中の論点をまとめています。上位文書は一次資料で確認して人が登録し、日々の動きは自動で紐づけます。

分野から見る

読み手の関心ごとに分けています。同じ文書・テーマが複数の分野に出てきます。

前提となる数字

電源・設備

インフラ・市場

企業・立地の視点

脱炭素・エネルギー政策の基本方針

宣言・戦略・計画・法律の全体の流れ。各分野の政策はここから枝分かれする。読み手の関心ごとに分野を分けているため、同じ文書・テーマが複数の分野に出てくる。

種別:宣言 戦略・計画 法律 制度 機関
  1. 宣言

    2050年カーボンニュートラル宣言

    内閣総理大臣(所信表明演説)

    2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする方針を表明。以後の戦略・法律の出発点。

    • 2050 温室効果ガス排出:実質ゼロ
  2. 戦略・計画

    2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略

    経済産業省ほか関係省庁

    成長が期待される14の重点分野ごとに実行計画を策定。洋上風力・太陽光・地熱、水素・燃料アンモニア、蓄電池などを含む。2021年6月18日に改定。

    • 2030 洋上風力の案件形成:1,000万kW (洋上風力産業ビジョンと同じ)
    • 2040 洋上風力の案件形成:3,000万〜4,500万kW
    • 2050 水素の導入量:2,000万トン程度
    • 改定(14分野の実行計画を具体化)
  3. 戦略・計画

    第6次エネルギー基本計画

    閣議決定

    2030年度の電源構成で再エネ36〜38%、温室効果ガス46%削減(2013年度比)と整合する計画。

    • 2030年度 再エネ比率(電源構成):36〜38%
    • 2030年度 温室効果ガス削減(2013年度比):46%
  4. 戦略・計画

    GX実現に向けた基本方針

    閣議決定

    今後10年間で150兆円超の官民GX投資を実現するため、20兆円規模のGX経済移行債による先行投資支援と成長志向型カーボンプライシングを組み合わせる方針。

    • 2023〜2032年度(10年間) 官民GX投資:150兆円超
    • 10年間 GX経済移行債による先行投資支援:20兆円規模
  5. 法律

    GX推進法(脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律)

    国会(2023年5月12日成立)

    GX経済移行債の発行、成長志向型カーボンプライシング(排出量取引制度は2026年度から本格稼働、化石燃料賦課金は2028年度から、特定事業者負担金は2033年度から)、GX推進機構の設立を定める。2025年改正で排出量取引制度を法定化。

    • 2026年度 排出量取引制度(GX-ETS)の本格稼働:開始
    • 2028年度 化石燃料賦課金の徴収開始:開始
    • 2033年度 発電事業者への有償オークション(特定事業者負担金):開始
    • 改正法が成立(6月4日公布、2026年4月1日施行):排出量取引制度の法定化、化石燃料賦課金の徴収手続の整備
  6. 法律

    GX脱炭素電源法(電気事業法・再エネ特措法・原子力関連3法の一括改正)

    国会(2023年5月31日成立、6月7日公布)

    再エネ特措法:FIT/FIP 認定要件の厳格化(説明会の義務化、許認可取得の要件化)、交付金の留保・返還制度。電気事業法:系統整備の交付金制度。原子力:運転期間の延長制度。再エネ特措法の改正部分は2024年4月1日施行。

  7. 機関

    GX推進機構(脱炭素成長型経済構造移行推進機構)

    GX推進法に基づき経済産業大臣が認可(2024年7月1日設立)

    GX投資への金融支援(債務保証・出資)、化石燃料賦課金・特定事業者負担金の徴収、排出量取引制度の運営を担う官民出資の機関。

  8. 戦略・計画

    第7次エネルギー基本計画

    閣議決定

    2040年度の電源構成を再エネ4〜5割程度・原子力2割程度・火力3〜4割程度と見通し、電力需要は1.1〜1.2兆kWh程度に増加すると想定。再エネを主力電源として最大限導入し、原子力も最大限活用する。

    • 2040年度 再エネ比率(電源構成):4〜5割程度
    • 2040年度 太陽光比率(電源構成):23〜29%
    • 2040年度 風力比率(電源構成):4〜8%
    • 2040年度 バイオマス比率(電源構成):5〜6%
    • 2040年度 原子力比率(電源構成):2割程度
    • 2040年度 火力比率(電源構成):3〜4割程度
    • 2040年度 発電電力量(電力需要):1.1〜1.2兆kWh程度
    • 2040年度 エネルギー自給率:3〜4割程度
    この文書に関わる最近の動き(2) 第104回 広域系統整備委員会:長期展望レビュー、GX戦略地域DC需要を織り込んでもB/C傾向は不変第89回 広域系統整備委員会:第3次広域系統長期方針に向けた「長期展望レビュー」を開始、進め方と費用便益評価手法を整理
  9. 戦略・計画

    GX2040ビジョン

    閣議決定

    エネルギー・GX産業立地・GX産業構造・カーボンプライシングを一体で示す2040年のビジョン。脱炭素電源の近くに産業(データセンター等)を集積するGX戦略地域の考え方と、150兆円超のGX投資の実現を掲げる。

    • 10年間 官民GX投資:150兆円超
    • 10年間 先行投資支援(GX経済移行債):20兆円規模
  10. 戦略・計画

    地球温暖化対策計画(2025年改定)・NDC

    閣議決定(同日、NDC を国連に提出)

    2035年度60%、2040年度73%の温室効果ガス削減(2013年度比)を新たな目標として位置づけ、2050年ネットゼロへの直線的な経路とした。

    • 2030年度 温室効果ガス削減(2013年度比):46%
    • 2035年度 温室効果ガス削減(2013年度比):60%
    • 2040年度 温室効果ガス削減(2013年度比):73%

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